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溺れる人魚 単行本 – 2006/6/1
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- 本の長さ294ページ
- 言語日本語
- 出版社原書房
- 発売日2006/6/1
- ISBN-104562040238
- ISBN-13978-4562040230
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登録情報
- 出版社 : 原書房 (2006/6/1)
- 発売日 : 2006/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 294ページ
- ISBN-10 : 4562040238
- ISBN-13 : 978-4562040230
- Amazon 売れ筋ランキング: - 732,890位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 195,539位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
島田 荘司 1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。
1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビュー。アジアを中心に海外でもその作品は数多く翻訳されベストセラーとなっている。
国内で本格ミステリーの代表的作家であるばかりでなく、アジア各国でも「推理之神(GOD OF MYSTERY)」と尊敬されている。「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台湾・皇冠文化出版有限公司が主催する中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している。
Soji Shimada
Soji Shimada was born in 1948 in Hiroshima, Japan.
After graduating from Musashino Art University in Tokyo, he makes his sensational debut with ""The Tokyo Zodiac Murders"" in 1981.
He is regarded as one of the leading figures of Logic (Honkaku) Mystery in Japan, and is even revered as the ""God of Mystery"" throughout Asia.
His works have been translated into Chinese, Korean, Thai, French, and English.
Mr.Shimada is also an ardent promoter of blossoming mystery authors, and recently inaugurated ""The City of Roses Fukuyama Mystery Award Competition"" in his hometown and ""The Soji Shimada Logic Mystery Award Competition"" with Taiwan's Crown Publishing Company.
He serves on the selection committee for both competitions.
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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昨日、いきつけの吉祥寺の本屋さんにいって
「ぉぉぉ。新刊じゃああああ」と
おもってまよわず買いました。
今日の午前中で読みきりましたヨ。
3篇の中篇と1篇の短編からなる本作ですが、
テーマは「人魚姫」♪
島田荘司氏はもともとは本格ミステリーの旗手として
偉業を達した方です。
最近は、作品に深みが非常にでているというか、、
いいですね。
本格トリックとしてはどうか?
という意見をもたれる方もいらっしゃるかもしれませんが
最近の数作では、犯罪(あるいはミステリー)に至る背景が以前にもましてスケールアップし
ミステリーをとらえる読者の視点を変えさせられます。
遺伝子工学などの工学的な切り口もおもしろく、
理系の人間(末席)としては、単純にこういう切り口はきらいではないです。
あいかわらずの良作♪
その中の一つがこちら。
島田さんの近作を通読している読者にとっては、或る意味馴染みのあるテーマが展開され、カウンターを喰らうには至らないかも知れません。「21世紀本格」の精神、でしょうか。
ですが、2006年の一連の作品群中でも、その叙情性、美しさに於いてはこの短編集が出色、という感想を私は持ちました。悲劇を扱っていても、そこに詩があるんです。素敵な読後感。
「21世紀本格」に初めて触れる方にもお薦めです。
うたい文句が間違っている。表題作に御手洗は全く出てこないし、解決するのは(実際には推理するだけだが)外国人の友人である。それと「同時」という言葉にもひっかかるんだなぁ。
「人魚兵器」・「耳の光る児」は戦時中のドイツの生体実験やロシアの遺伝子組み換えとかに
関する物語で、初期の本格ミステリーとは全く別物で少々退屈させられました。
最後の「海と毒薬」は横浜が舞台の一人の女性の物語ですが「異邦の騎士」を読んでいない
小生にとっては、いまいちピンときませんでした。
世界を舞台にしてからの御手洗潔は殺人事件を扱う探偵ではなく、人体に起きる不思議な現象を読み解く科学者として活躍するようになり、この短編集でもドイツやロシアに行って人体にまつわる謎を解決してます。
御手洗潔のシリーズはそこで単なる旅行で終わらずにその土地にまつわる歴史を織り交ぜ、謎が生まれた経緯を単なる奇想天外な現象に終わらせません。
最後の話は前作、龍臥亭幻想で大きな転換期を迎えた石岡さんの再生の話でもあり、石岡さんの本のファンの人の絶望からの再生の話でもあります。謎はありませんがやはり人魚が絡んでもきます。個人的にはこの話が一番気に入ってます。
ちょっといろんな事でイライラしている時に読むと、ふっと気持ちを和らげてくるような話です。
内容的には、どれもなかなかヘヴィーな話である。1作目の表題作では、いわゆる推理小説的な謎が提示されるが、しかし話の主題は、どちらかというとその動機と言うか背景を構成するストーリである。2作目、3作目にいたっては、そのような謎すら提示されない。謎は提示されるものの、それはいわゆる推理小説の謎ではないのだ。そしていずれの作品でも、最終的に明らかになってくる「真実」は、色々と歴史的な事情はあるとはいえ、なんともひどい話、やりきれない話、なのである。
というわけで、本格推理小説や通俗的ミステリなどを期待して本作を読むと、かなり期待はずれとなるだろう。しかし、本作の提示している人間の行為に対する問題意識(ネタばれになりそうであいまい表現ですが…)は、人間として、歴史の一ページに忘れ去ってはならないのである。
最初の3つの短編は、最新長編『帝都衛星軌道』でも感じた傲慢なる医業・医業を超えているものへの強い怒り、つまり医業・死刑・法律といったものに真っ正面から対峙する『今』の島田氏を感じる作品だ。それに対して最後の1編、『海と毒薬』だけは捨て去った『昔』のミタライと石岡君のいた島田ワールドである。横浜の風景の今を点描しながら綴られる短編に締め付けられるような懐かしさを感じながら、それらを捨て去ってでも表現したい強いものを感じる。捨て去った昔と立ち向かう今がクロスする、そんな感覚に襲われる希有な短編集である。僕はそのどちらの島田氏も大好きである。